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二世帯住宅のメリット・デメリット

二世帯住宅の移り変わり

144924二世帯住宅といわれてイメージするのは、同じ敷地内に建物がひとつ建っているが玄関が2つあり、キッチン、浴室、リビングなどを別々に用意して暮らす親世帯と子世帯が同じ屋根の下にいながら別々に暮らすていう風景ではないでしょうか。

しかし、最近の二世帯住宅の事情は少し変わりつつあるようです。

例えば、二世帯住宅を希望して設計などを話し合っていくうちに、限られている敷地の中で、限られた予算の関係から「玄関や浴室は一緒に使えばいいかな…」という具合に、全く別々に暮らすのではなくある程度は共有して使うスペースを設ける方が増えているということです。

なかなか、希望どおりに同居しているような環境でありながら、完全な別居わや目指すことは難しい時代になってきたようです。

しかし、子世帯は時代の流れからか経済的であるのならば何においても、シェアすることに抵抗が薄い傾向にあります。
昔ながらの日本の嫁姑問題といったタテの関係も薄れてきた現代では、お嫁さんの考え方次第では、同居というよりも親世帯と生活の場をシェアするという感覚で一緒に暮らすことが可能になりやすいのかもしれません。

親世帯からすると、老後の心配もあるので同居という形がとれたらありがたいと思うのは当然のことです。

このあたりを踏まえながら二世帯住宅のメリット、デメリットについてみていきたいと思います。

二世帯住宅のメリット

あいてむ_鉛筆_01相手の親世代と暮らすのですから、どうしても多少の緊張感は感じることになりますが二世帯住宅のメリットは思いのほかたくさんあります。

・子世帯に子どもがいた場合には、親世代から子育ての方法を教えてもらえます。
自分たちの教育方針もあるでしょうが、親世代は子育てのベテランです。いつの間にか力になってくれていることが多いものです。

・子世帯が共働きの場合には、いつも誰かしらは家にいることが期待されるので、子世帯が留守でも子どもを迎えいれてくれます。

また、子どもが病気になった時には心配してみてくれることでしょう。
子世帯は時間を気にせず仕事に出かけることができますね。
子どもの病気突然が多いものですから、離れて暮らす親には、なかなかスムーズには頼めないものです。

・親の様子がわかるので安心です。
親に何かあったらすぐに対応ができますし、親からみても若い世代が近くにいてくれることは、安心につながっていることでしょう。

・お食事についても、キッチンは別々でもおかずを融通し合うことで食卓にならぶおかずも増えます。
子どもの食育にも良い影響を与えることでしょう。

とりあげてみたメリットだけでも足りないくらいですが、おじいちゃん、おばあちゃんと過ごせる二世帯住宅は子どもにとっても与える影響は大きく期待できそうです。

違う世代が一緒に暮らすわけですから、もちろんデメリットもあります。

二世帯住宅のデメリット

216665・義理の父母と暮らすということは、うまくやっていけるかな、言いたいことがあっても言えないかな、子どものしつけの考え方がちがったらどうしようなどと、漠然的な不安がつきまとってしまうかもしれません。

・親世帯が1階で暮らしていた場合には、2階で生活している子世帯の子どもの足音や洗濯機などの生活音が気になることがあります。

この場合にはお互いが話し合い、夕食後は静かに過ごすように言い聞かせたり、洗濯機を回す時間を決めておくとスムーズに解消されやすいでしょう。

また、生活音に関しては「うるさい」と感じることもあれば「安心」と感じることも多いようです。

このように、二世帯住宅のデメリットは、どこに住んでもあるマイナスの事情といえます。

お互いの本音では大切に思い合っているがゆえに、干渉的になってしまうこともあるでしょう。
親世代というのは子どものことを考えて、ついうるさく言ってしまうものです。

良い関係で二世帯住宅を満喫するコツ
二世帯住宅の中でお嫁さんの立場は消すに消せないものです。嫁姑が専業主婦として家にいる時間が長い場合には特に、親世代にもアクティブに趣味を持ってもらうことです。

趣味を持つことでお嫁さんにばかりに気持ちが集中しないように働きかけることも、上手く暮らすコツの1つです。

また、親の老後が心配で同居を考えられている方にお勧めなのが、60歳以上になれば元気な方でも安心して暮らせる「サービス付き高齢者向け住宅」です。

老後は心配だが、まだ老人ホームは敷居が高いと考えていらっしゃる方には、安心できる住居で気軽に生活が始められると人気の高い高齢者向けの住宅です。

二世帯住宅でも親が元気なうちはお互い助け合って暮らすことができますが、親が高齢になって身体機能が低下してきた場合には、生活がしずらくなってくることも考えておく必要がありそうです。

親世代が安心して暮らせる住宅として「サービス付き高齢者向け住宅」も選択肢の1つとしてご検討されることも良いかもしれません。

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