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子どものいない夫婦の老後の過ごし方を考える

265120老後を考えた時、子どもがいる、いないにかかわらず誰もが不安に思うものです。

今の時代、子どもがいるから老後は安心ということでもなさそうです。
子どもがいても、自分たちの家族ができれば自分たちの家庭を守ることで毎日がてんてこまいといった子どもたちの姿に、迷惑はかけられない、自分たちの老後は自分たちでと、子どもに負担がかかる前にご自身での老後へのプランを考える方も多いようです。

子どもが何人いようと、自立して離れて暮らすようになってしまえば、何かがあってからでないと、行動には移してはくれないものです。

しかし、何かあった時に頼れる人がいるのは心強いものです。
子どもがいらっしゃらないご夫婦にとっては、この何かあった時に誰が、という不安が大きいのではないでしょうか。

このような不安を抱えながらでも安心して暮らせる老後はあるのでしょうか。

老後の心配第1位は「お金」

367928老後を考えた時に1番に頭に浮かぶのは「お金」ですね。老後にかかるお金についての特集もよく目にするようになりました。

子どもの有無にかかわらず、老後の暮らしにも「お金」は必要になります。

年金暮らしとなると、生活費を抑えても自由になるお金は、働いていた時代に比べたら少なくなってしまう可能性があります。

また、高齢になってくると思わぬことで要介護状態になる可能性も否定できません。
自宅の敷居の段差でつまづいて転倒して、肩が上がらなくなり手にしびれが残るようになったり、毎日乗っていた自転車で転んでしまい骨折して車椅子生活が始まってしまった、など信じられないような話ですが、実際には実に多い出来事なのです。

介護が必要になった場合には、介護サービスを利用するようになります。介護サービスの利用料は、介護保険を利用すると1割の自己負担で済みますが、それでもひと月に1万〜5万円くらいは必要になる場合があります。

在宅サービスを利用しながらご自宅で暮らしていくことも、もちろん可能ですが要介護状態になった場合には、老老介護という体力的にも精神的にも負担が大きくなる心配があります。

今はありがたいことに超高齢化社会ということもあり、介護施設が充実しています。老老介護になる前にご夫婦で介護施設の見学などに足を運んで、老後の選択肢のひとつに取り入れてみるのも、安心の要素につながると思います。

老後の心配2つ目は「健康」

006446いつまでも若々しく活動的に暮らしたいと希望はありますが、年齢には勝てないこともあります。
足腰が弱くなったり、持病をもつようになったりと毎月病院に通院している方も少なくありません。

脳梗塞などを発症することもないとはいいきれません。
私も同じですが、皆さん何かしら健康には不安を持たれているものです。
夫が寝込んだ場合には、妻が身の回りのことを助けてくれますが、反対に妻が寝込んだ場合に、夫は何をしてあげたらよいのか戸惑うものです。

高齢になってくると、行動的だった自分がひとつの用事でもおっくうに感じてしまう様になるものですから、看病となるとお互いの負担も大きいものになります。

既に要介護認定を受けていた場合には介護サービスも利用できますが、普段は元気なご夫婦であった場合にはすぐには利用ができません。
しかし、行政のサービスの中には介護認定を受けていなくても利用できるサービスがあります。

元気なうちから、困ったっきに利用できるサービスを見つけておくことも、お二人で老後を暮らす安心材料になります。

老後の心配3つ目は「孤独」

128468よくニュースになったり、近所の噂で耳にする「孤独死」。
これは、ご夫婦が元気なうちは心配になることもあまりないですが、ご夫婦のどちらかが他界されてしまった場合には、残された自分は急に孤独感に襲われてしまうかもしれません。

しかし、こちらもお元気なうちから対策ができます。ご夫婦での生活は楽しいと思いますが、高齢になってきたら、地域のカルチャースクールや、集会、町内のイベントなどに参加するように心掛けるようにしましょう。

毎週通う教室や、近所の方と顔見知りになることで自分たちの異変に気付いてもらえたり、地域の情報交換もできます。病院の評判なども聞けるかもしれません。

地域に密着した生活をすることで、子どもではなく近くの馴染みの人との助け合いの関係が生まれます。
また、あなたの街の地域包括支援センターに情報収集しに出かけてみることもお勧めします。
きっと、地域の助け合いがあり自分たちは「孤独」ではないと気づくことができますよ。

老後が心配と思われている方へ

087502老後の暮らしに介護施設を考えた時、目にするのは有料老人ホームや特別養護老人ホームといった施設ではないでしょうか。

この2つは実に対照的で有料老人ホームは入居金などが高いが割とすぐに入居ができますが、特別養護老人ホームは入居金は安価であるが待機者も多くすぐには入居できない、入居条件も要介護度3以上という縛りもあります。

実は、有料老人ホームや特別養護老人ホームの他に、安価で割とすぐに入居しやすい介護施設があります。

それがサービス付き高齢者住宅です。
ご夫婦の老後を不安に思い介護施設を探したい、老人ホームには抵抗があるけれども、安全に便利に暮らせる高齢者向けの住まいがあれば利用したいと考えられたときは、サービス付き高齢者住宅をまず検討されることをお勧めします。

サービス付き高齢者住宅とは

介護施設の中にでも入居条件の敷居が低いと人気を集めています。
有料老人ホームのように高額の入居金はほとんどのサービス付き高齢者住宅では必要がありません。
高齢者向けの賃貸物件に住み見守りや介護サービスが利用できる介護施設です。

有料老人ホームでも医療機関ではないので介護はしてくれても治療はしてくれません。また、有料老人ホームは介護体制で勝っているかもしれませんが、サービス付き高齢者住宅でもたいていの場合、足りないことはありません。

有料老人ホームなどに比べてサービス付き高齢者住宅はプライベートも保たれ、比較的自由に暮らすことができます。
生活相談員も常駐している為、身体の相談や介護サービスの手配なども行なってもらえます。

60歳以上の方、または要介護、要支援の認定を受けている方であれば60歳未満の方でも入居が可能であるとされています。

住み慣れた街で暮らすのも良いですが、お気に入りの街のサービス付き高齢者住宅を探してみるのも老後の楽しみのひとつとしてライフスタイルに取り入れてみるのはいかがでしょうか。

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